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結いの継承

2017.08.06

毎年8月の第一週目の土曜日は、地元の祭礼。
今年は実家に住まいを移し、ファームも始めたことですし、8月のピークシーズン中ではありますが思い切って夜の営業をお休みさせていただき、参加してきました。

地元の大山地区の祭りは夜祭り。全6地区の山車が、旧大山小学校に集まります。
70代以上の高齢者が大半を占める(!)限界集落にとっては、この山車を引くのも一苦労・・・。
40代はおろか、60代でさえ若手です。
Uターンしてから店舗のある江見地区や鴨川地区などの海側のお祭りを見ていると、地元に住んでなくても祭りになるとわざわざ戻ってくる地元出身者の方たちも多いようでしたが、山側ではそういった方たちもあまり見受けられないようです。とはいえ、そういう私も実は祭りに参加するのは小学校以来。中学に入るとなんとなく地元の祭りにでるのは照れくさいような恥ずかしいような。
斜に構えたティーンエイジャーだったわけです。今思うと、そっちのほうがよっぽど恰好悪いように思いますけどね。とはいえ、自分よりも年上の世代の人たちも参加してませんでしたから、すでにその頃からそういう風潮だったのでしょう。

亡き父の祭り半纏を着て、30年以上(!)ぶりに参加した地元の祭礼。
父の世代のお爺さんたちが、現役の頃は、自分が子供だったせいか、キラキラと眩しいほどに輝いていたなあ。
みんな生まれ育った地元が大好きで、誇りを持っていて、仲間同士の結束があって。
今では、それが「しがらみ」として、面倒でネガティブなイメージに捉えられることもあるけれど、
その「しがらみ」による仕組みが、“結い”を生み、共同体として地域を守ってきた。

引き手が少なくなって、記憶の中にあった屋台を引く綱の手ごたえが、心なしか重くなってはいたけれど、
参加できたことの喜びは何にも代えがたいものでした。
ずっとずっと参加せず、ひとごとのように過ごしていたことを申し訳なく思うと同時に、新しく移住されてきた方たちも含め、これまでこうして継承されていたことに心から感謝・・・。

営業を休んでしまい、お客さまには本当に申し訳なかったのですが、私達が守りたいもの、大切にしていきたいこと。また別のかたちでFUSABUSAを通じてお伝えすることで、お客様とシェアさせていただければと思います。
お休みいただき、ありがとうございました。