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耕さない田んぼ3年目のbefore and after そして、耕さない畑へ

2020.06.19

田植えが終わり、ほっとする間もなく、夏野菜やハーブの苗づくりと定植に追われています。

種まきから始める野菜の育苗は初めてだけれど、これがとても楽しい。「強い苗づくり」にチャレンジ中です。

「耕さない田んぼ」に加えて、今年から始めた「耕さない畑」。

田んぼと同じく、50noen 五十嵐武志先生に、指導と監修をいただきながら、初めての畑づくりをしています。

五十嵐さんからは「田んぼができれば、畑はできる」と言われていたけど、やってみると、うんうん、なるほどという感じで、腑に落ちることがたくさん。

私たちが田んぼを実践するようになってから、今年で3年。

ようやく、3年目の積み重ねが目に見えるところでわかるようになってきました。

例えば、わかりやすい画像で説明すると、この田んぼ。同じ田んぼの変化をご覧ください。

これは、昨年2019年から作り始めた田んぼ。

雑草が稲の間にびっしり。

今年2020年の田んぼ。手前が上の画像と同じ田んぼです。

雑草が全く生えていません。(ちなみに、雑草の生えない田んぼが目的ではないです。雑草は、わかりやすいサインの役割をしてくれる存在です)

苗の色も緑。ちゃんと土から肥料を取り入れています。分蘖もしています。(外から化成肥料や有機肥料はあげていません。その土地にあるもの)

よく言う「無農薬」「自然栽培」の田んぼは、田植えから稲刈りまでの間に何度も田んぼの除草作業を行いますが、私たちの田んぼは田植えをしたら、稲刈りまで田んぼの中には入りません。

1枚目の画像のように、田んぼに雑草が生えていても、草取りしません。それよりも、なぜ雑草が生えているのか、生える原因を明らかにし、来年以降の田んぼづくりの段取りを組み立てます。田植えが終われば、もう意識は来年への段取りに移行します。

「収穫したい」「少しでも多く収穫したい」の一心で、田んぼに入ったところで、もうそこは「取っても取っても生えてくる」ループにはまるだけ。この繰り返しは、来年も再来年も続いてしまいます。

では、なぜこの田んぼが、去年は雑草だらけで、今年は雑草が出なかったのか。

それは、雑草にフォーカスせず、「生き物」にフォーカスした、自然のリズムに合わせた段取りで田んぼを作っているから。自然の美しい秩序のある田んぼを目指しているから。思想やライフスタイルで曖昧でぼやけた自然栽培ではなく、五十嵐先生の実践から検証を重ねた確かな理論に基づいた自然のリズムに合わせた段取りを素直に行なっているから。

人間目線から生まれるさまざまな欲。「お米を収穫したい」「自給したお米を食べたい」「雑草の無い田んぼがいい」「無農薬の安心安全なお米が食べたい」等は、ちゃんとその場がバランスが良く整えられていれば、自然にもたらされるもの。目先の自分の欲を一旦脇に置いて、土台にしっかり目を向ける。土台を丁寧にじっくりと作る。

すぐに結果は出なくても、自然のリズムに合わせながら、確かな理論に基づいた段取りを重ね続けていけば、自然に結果はついてくる。

この証明を、自分の田んぼで実現できたことを、しみじみとありがたく感じながら、同じ段取りで「耕さない畑」を作りたい、この理論を少しでも多くの方にお届けすることはできたらと思いました。

「生き物と植物の生理生態を生かした、自然の美しい秩序のある田んぼと畑」。

この考えを軸にしている限り、前進はあっても後退や停滞は無いと信じてる。

そして、何よりシンプルに、ちゃんと米や野菜が収穫できる。

偶然や精神論ではなく、ちゃんとした論理的な背景をもとに作る「耕さない田んぼと畑」。

私たちはこれからも積み重ねていきます。

「耕さない畑の会 〜自然の美しい秩序のある畑をつくるために、私たちができること〜

6月27日(土)から全4回 単発での受講も可能です。

コロナ渦で、家庭菜園や自給自足に興味を持つ方も増えていると聞きます。当講座は、そうした方々はもちろん、すでに畑や田んぼを実践している方に、新たな「眼」でご自分の田んぼや畑を見ていただくきっかけになるのではと考えています。

シンプルでわかりやすい内容ですので、ぜひお気軽にご参加ください。