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私たちの田んぼについてと「耕さないたんぼの会」

2020.02.17

農地を所有する家に生まれたのにもかかわらず、田んぼも畑もやったことのない私が「田んぼ」を学び、実践してから丸4年が経ちました。

<先祖の遺した里山の耕作放棄地を、その土地本来の力が引き出された自然の循環のある土地へ再生させ、次世代へと繋いでいきたい>
その一心から始まった、私と田んぼとの時間。
FUSABUSAが田んぼと始めようとしている、始めた、と聞いたひとたちからは、「自分の田んぼや畑で獲れた米や野菜をお店で出せたらいいね」とか「農家レストランをやりたいんだね」とか「農家になりたいんだね」など、仰っていただくのですが、その度に自分の中では「そうじゃないんだけどなあ・・・」とモヤモヤしていました。
誤解を恐れずに言うのなら、安心安全なお米が食べたいとか、自給自足で自分とお店の食をまかないたいとか、そんなことはどうでもいい。
FUSABUSAの田んぼやフィールドは、そうした目に見える「モノ」や「収穫」を得ることを目的としていません。
自分で全てまかなうのが決して良いとは思っていないし、そもそもまかなえるわけもない。周りの頑張っている人からわけてもらい、その対価を払ってモノとお金を循環していくほうが良いとさえ思っています。
それよりも、滞り澱んでいた土地が息を吹き返し、自分が本来持つ力で甦り、多種多様な命が生きる場として、里山に健やかな循環を生む場所になること。
そのフィールドを整えることができるようになったとき、そこから自然にもたらされる恵みをありがたくいただく。
「ああしたい」「こうしたい」と、自分の欲を土地にぶつけるのではなく、自然にも田んぼにも生き物にも自分にも負荷の無い、バランスが取れた美しい循環。この仕組みを自分の土地に作り、次世代へ繋げたい。
目に見えるものに惑わされない、足元の揺らがない土台、フィールドづくり。
南房総で「耕さない田んぼ」の教室を行う50noen 五十嵐武志先生の指導のもと、2016年に座学から始めた田んぼと土地との向き合いは、田んぼと土地の変化と共に、自分の「そもそも」の在り方を問い、気づきを促し、行動を変えてきました。
そしていま、2011年に「地元の食の魅力を伝える」とオープンした海沿いのレストランは既に無く、2020年の私は自分のルーツのある里山へ還り、これまでの気づきを表現する場として実家が所有する里山の古民家の納屋を改装したアトリエ「ふさぶさnaya作り、それまでの気づき学びの源泉となった田んぼやフィールドは、「ふさぶさ田と里」として、新たなスタートを切りました。
今年から始まる私たちの「耕さない田んぼの会」。
SDGs」や「パリ協定」など、「持続可能」「生物多様性」「循環」の概念を政治や企業が意識し始め、ガストロノミーやデザイン、建築、ファッション等のフィールドにもその視点が取り入られつつある今、多種多様な生き物の生態系と自然の美しい秩序のある私たちの田んぼには、業界や職業、地域を超えた全ての人たちのこれからに共通するヒントがきっとある。
気づきを積み重ね、自分の在り方を少しずつ変えてきた自分の経験から確信しています。
この田んぼの会は、一年を通じた会になっていますが、FBで繋がる方々の中で、田んぼを通じて私が学んだ循環や生き物のそもそもの概念に興味のある方がいらっしゃるようでしたら、どうぞお気軽に私たちの新しいフィールドへ遊びにいらしてください。そして、一年を通じて自然の循環とリズムを感じたいと思ったら、田んぼの会へぜひご参加ください。
ご見学、お問い合わせ、いつでもお待ちしています。