FUSABUSA
FUSABUSA on Facebook ONLINE STORE

2018年を終えて〜 新たな方向へ舵を切るとは

2018.12.31

2018年最後の営業日の夕暮れは、空気が澄み渡る冬らしい、冴え映えとした美しい夕焼けでした。

今年もたくさんのお客様にご来店、ご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

また、生産者様や取引先の業者様、メディアの方々、ワークショップにご協力いただいた講師の方々…など、私たちの営業や活動をご支援いただいた方々へ、心より御礼申し上げます。

2018年、私たちは、私たちなりに今を大切にしながらも、新しい取り組みや挑戦を行ってまいりました。

3年目を迎えたふさぶさファームでは、はじめての耕さない田んぼづくりを経験。秋の収穫では自分たちでつくった初めてのお米を収穫し、収穫祭を兼ねたイベント「耕さないナイト」でたくさんの方々と一緒にいただくことができました。

また、夏には創業前から個人的に愛着を持ち、郷土の伝統工芸品として思い入れが深かった「うやま工房の房州うちわ」の展示会とワークショップを開催。工芸の展示会は初めてでしたが、おかげさまでワークショップは盛況。うちわの販売も好調だったことに加えて、さまざまなメディアの方々から取材をいただき、その二次的な反響から、当初予定していた会期から大幅に延長するほどの好評を得ることができました。もちろん課題は多々あるのですが、それでも次年度へつながる手応えを感じた企画でした。

同じく食以外の企画では、年末に「江戸飾り伊勢海老のお正月飾り」のワークショップを開催。江戸の伝統工芸「飾り伊勢海老」の製造を継承している、鴨川の鮮魚店「いずみや鮮魚店」さんと、地域に伝わる伝統的な注連飾りを作る原田 康夫さんを講師に迎え、お二人からお話を伺いながら、注連縄作りを体験。日本人の暮らしに根付く伝統のお正月飾りについて学ぶことができました。また、ここでも地元紙やテレビ放映につながる反響をいただき、いずみや鮮魚店さんや、原田さんの取り組みをこれまでより多くの方に知っていただく機会とすることができました。

これらの活動に共通するのは、すべて「食」「レストラン」の企画ではないこと。

FUSABUSAの活動のフィールドが着実に広がっているということだと思います。

折々に私たちがお話してきたのは、FUSABUSAはレストラン、カフェという形態をとってはいるけれど、目指しているのは、房総の魅力を伝える「媒体」であること。

今年の3つの挑戦は、「飲食店」としての取り組みとしては「?」かもしれませんが、私たちが目指す「伝える」という立場からすると、FUSABUSAとしてはブレの無い、一貫性に基づいた活動でした。

そういった意味では、今年は「行きたい方へ」「生きたい方へ」と、舵を切り始めた年だったのかもしれません。

ひとつの飲食店という存在から、飲食店を含むさまざまな手段で房総の魅力を伝える媒体へ。ずっと思い描いていた自分になる。

船は舵を切っても、すぐには方向を変えられません。舵に従いながら、少しずつ少しずつ。やがて新しい波に乗りながら、目的地へとまっすぐに進むことができますように。

はっきりとした意図を持ち、舵を切ってきたことが、来年はどこへ、どのくらい進んでいるのか。

今からとても楽しみです。

ともあれ、いつも私たちを見守り、応援してくださっている方々に心からの感謝と、来る年の幸と健康を祈りながら、新年を迎えたいと思います。

今年一年、最後までよく頑張った。満たされた気持ちで一年を締めくくれることに心から感謝申し上げます。