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田植え2019 苗が語ること ①

2019.06.24

もう2週間前になりますが、今年の田植えが終わりました。

ふさぶさファーム2019備忘録です。

6月10日

いぶリーダーとわたし。そしてここには写っていないけど、オットと先生も一緒にどんどん雨が強くなる中、いぶリーダーは代掻き、黒塗り、そして間髪置かずに田植え、そして私はひたすらに黙々と田植え。

いぶリーダーの田んぼ作り技術が成長著しい!

五十嵐先生のマンツーマン指導の成果が、みるみる形になり、確かな感覚として、いぶくんの中で根付き始めているのがわかります。田んぼを見ながら、苗を見ながら、自分の中にどのような変化が生まれているのか。田んぼづくりだけじゃない、これからの暮らしや生き方のヒントの気づき方、観察のポイントがたくさんある。自分の暮らしに田んぼのスペースが生まれ、リズムが整う。

なんだか頼もしい。感謝です。

今年の初田植えは、5月24日、25日の二日間。

昨年から作り始めた1枚目と2枚目の田んぼに植えていきます。

それでも、この3日後。田んぼに行ってみると・・・。

無残に折れた苗と。

更には植えたはずの苗が、少し引っ張っただけで、するっと抜けてしまうエリアがある。

あそこも、ここも。

耕さない田んぼの土は、表面のふわふわとろとろした柔らかい層と、しっかりと固い層の二層。苗はこの固い層にしっかりと植えます。

ただ、この田んぼは、まだ耕やさない田んぼとしては2年目で、土作りの過程にあり、ふわとろ層が深く、固いところに植えようと思うと、苗の先端近くまで埋まってしまったり、または固い層に届く手前に植えてしまうことも。

苗を引っ張った時になんの抵抗もなく、するっと抜けてしまうというのは、しっかり植わっていないから。

ということに気づき、苗を全て抜き、もう一度植え直しました。

植え直しを始めたのは5月28日から29日にかけて。

今度は、しっかりぎゅっと奥まで深く。。。。

そして。。。

なんだか今度もおかしい。

苗をひっぱるとしっかり植わってはいるけど。

でも、植えたばかりなのに倒れている葉があって。

苗が折れている?

そして地面から葉がほんの少ししか出ていない苗も。

深く植えすぎ?

この辺りから、田植えに対して疑心暗鬼の日々。植えても植えても不安で、心配で。少しでも元気がないように見えたら、見廻りに行くたびに補植する日が続きました。

本来なら、雑草が生えない、または生えにくく整えてある田んぼは、田植えが終わったら、田んぼの中に入ることはありません。

それでも、苗の成長が気になって気になって、補植に勤しむ私は、ズカズカと入ってしまう。これでは、耕しているのと同じ。雑草が生える条件をつくっているのと同じこと。

田植えは稲を収穫する目的だけではなく、来年以降の田んぼの土台作りに重要なプロセス。せっかく良い苗を作っても、田植え(定植)によって苗のポテンシャルが生かしきれない場合があるのをしみじみと悔やみ、実感する。

ジレンマと焦り、何度もやり直しをすることで精神的にも体力的にも疲れてきた。

一方で、後から植えた田んぼの苗は、

すっくと植わってる。一つ一つがちゃんと自立している。

まあ、いぶリーダーがだいぶ植えてくれたのもあるけれど。

だんだん苗の扱いに慣れてきたのも大きいかもしれない。

6月3日 ふさぶさファーム活動日の一枚目の田んぼ。

1枚目の田んぼの深い部分を中心に倒れたり、折れたり。その弱々しい苗に沿わせるように、新しい苗を補植していく。

五十嵐先生から「もうこれ以上入らない方がいいですね。」と言われ、ここで終わりの見えない(見えなくしていた)補植地獄(?)から撤退。

最初に田植えを行った一枚目の田んぼが、一番苗の状態が不安定。

もう田植えをしてから10日過ぎているのに。

後から植えた田んぼのほうが、苗の色、かたちが整っていて、安心して見ていられる。

その後も毎日、田んぼを見廻りつつも、中に入るのはじっと我慢。

それから6日後の6月9日。

二日前から大雨が降り続き、やっと晴れた朝。

弱々しかった苗の様子が気になり、見廻りに行ったところ。。。

苗がちゃんとしっかり自立していた!

二日前に見にきたときは、へなちょこしていて、頼りない風情だったけれど、今は堂々と田んぼに根を張り、空に向かって姿勢がぴんと伸びている。

目に見えないところで、苗はちゃんと自分の力で起き上がっていた。

すごいなあ。田んぼって。

目に見えないところが大切なんだね。

。。。。。。。。。

と思っていたら、後日、先生の管理する棚田に借りている、ふさぶさ田んぼでは。

あれれ。

植わってはいるけれど、苗の色が緑色と黄緑色のバラつきがある。

ちゃんと植わっているところと、いないところ。その差だそう。

肥料がちゃんと行き渡っていれば、深い緑色に。そうでなければ黄色味がかった緑色に。植え方で、こんなに違いが出るとは。

この違いは、今年の収穫に影響するのはもちろんだけれど、株の大きさ、根の深さの差が、来年以降の田んぼ作りに関わる重要なポイントの一つ。

田植えは気楽にできる作業では無いことを深くしみじみと実感。

さて、ここまでは苗の植え方のお話。

苗は自分の様子を見せながら、私たちに気づいて欲しいことを、ちゃんと語ってくれます。

今年はほかにもいろいろ教えてくれました。

それはまた別途、書こうと思います。