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うやま工房が継承するものとは。

2018.06.10

この度、房州うちわの製作体験ワークショップと、展示即売会を行わせていただく「うやま工房」さんは、うちわの材料となる房州女竹の選定・採取から、仕上げまで一貫して行う唯一の工房さんです。

宇山まゆみさん曰く「房州うちわは、房州女竹を使っているから、房州うちわ。それ以外は、丸柄うちわ。」と言い切ります。この「それ以外」というのは、中国産を含む房州以外の産地のもの。

房州うちわは、房州女竹ならではの粘りのある強度を生かし、煽ぐ動作に耐えられる「しなり」が特徴。

上の画像は、房州女竹で作った房州うちわの骨組み。まっすぐ90°近くまでおろしても折れません。

対して下の画像、中国産の骨組みは、ポッキリと折れてしまっています。

うちわとは、そもそも日用品。実用性、耐久性を備える暮らしの道具。その機能を支える素材は、その後の全ての作業の土台となる大切なもの。

かたちが丸柄うちわなら、房州うちわと同じというわけではないのです。

竹が細かく割かれていても、美しい和紙が貼られていても、それらは房州うちわを定義する一要素に過ぎません。

一番大切なのは、土台となる「竹」。
それが房州女竹であること。

宇山まゆみさんがお父上の伝統工芸士 宇山正男さんから継承されたのは、房州うちわの製作技術にとどまらない、房州うちわの真髄を貫く精神なのです。

今回のワークショップ&トークイベント、そして展示会が少しでも多くの方に、宇山さんが大切にしているものを知っていただく機会になりますように。。。